ナベカメ展 vol.3について

 

遅くなりましたが、『ナベカメ展 vol.3』が終了しました。ご来場頂いた方々には本当に御礼申し上げます。

ただ、私個人としては最終日の前日に実家に帰省してしまったため、搬出をワタナベカメラの店長にお願いしてしまい、まだ作品も手元にないため、勝手ですが展示が終わった実感があまりないです。それなので、楽しみにしているご覧頂いた方々からのご感想もまだ拝見しておりません(一つもないってことは…)。

 

今回は、上の画像の通り写真と絵を一枚の印画紙に焼き付ける作品を展示しました。

これは、ワタナベカメラのアナログ銀塩プリントだからこそ出来る方法(手焼きでも出来ますが)で、フイルムの上に絵を描いた透明のアクリル板を乗せ、同時露光することで一つの作品を作っています。

 

ボクは中判フイルムを使っているのですが、中判とは言えフイルムは非常に小さく、ミキは針や超極細の筆でアクリル板に絵を描いています。少しの濃淡がプリントすると非常に大きく出過ぎてしまったり、色を乗せ過ぎた所は白くなってしまったり、制作はとても繊細な作業でした。少しの傷も出てしまいますしね。ボクはただただ感心してました。。

 

あと、何と言ってもワタナベカメラの店長が大変。。フイルムとアクリル板を乗せる位置がほんの少しでもずれてしまうと全然違う作品になってしまうし、間に埃は入りやすいし、ピンセットを使った本当に繊細な職人技で素晴らしいプリントを完成させて頂きました。何度も何度もやり直してもらって本当に感謝です。。

 

この作品は上述の通り、三人で作成した作品です。

 

また、今回は額も作品に合わせてオーダーで作成しました。この濃い作品に負けない触って気持ちの良い雰囲気のある額は、西宮の素敵な家具屋であるMarkさんにお願いしました。そこでも店主にどんな額にしたいのか口頭で無理難題ばかり言いましたが、完成した額は私が想像していたものよりもずっと素敵で、今回の作品をまた一つ引き上げてくれました。

というわけで、今回の作品はHOMKという名前で出展しましたが、四人で作成したものでとても思い出深いものとなりました。

 

この作品は『雲の上のサーカス団からの招待状』という題名です。

 

これから私達HOMKが新しいことに進む第一歩という決意と、今作成している絵本の一場面を表した作品です。

 

展示は終わってしまいましたが、これからも夫婦でより素晴らしく楽しい作品を制作していきますので、宜しくお願いします!

 

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コメント: 2
  • #1

    マサカズ (水曜日, 09 5月 2012 22:00)

    癒されます。素晴らしい!!
    同時露光、どんな風に仕上がるのか、めっちゃ興味ありまくりです!

  • #2

    ほりお (木曜日, 10 5月 2012 01:19)

    たぶん想像よりもずっと奇麗だと想うよ☆是非実物を見せたい!
    コメントありがとう!